シーバー病、セーバー病(踵骨骨端症)
あなたのお子様、踵が浮いていることが多くないですか?
シーバー病の方はこのようにして改善しました
登山に行った後に踵に痛みを感じるようになり、だんだん悪化し、走ることもできなくなり、ゴルフの練習もできなくなりました。日に日に悪化して、変な歩き方になり、歩けなくなるのではないかと親が心配し、来院されました。
初めは踵の痛みで足を引きずって歩き、真っすぐ立つこともできず、膝を曲げて立っていました。お腹の力が弱いことと、骨盤(仙腸関節)や股関節の動きが悪いことが原因で踵に痛みが出ていました。骨盤、股関節、腓骨の調整を中心に、お腹の力が入りやすいようにモモ裏の筋肉、お腹のインナーマッスルを調整しました。運動はお尻歩きを中心に、骨盤の動きを改善すること、お腹を使いやすくすることで約2週間で踵の痛みがなくなり、ゴルフ、水泳の練習ができるようになりました。
シーバー病(踵骨骨端症)とは?
走ったり、ジャンプしたりする際に、アキレス腱や足底筋膜が踵骨を強い力で引っ張てしまうことで踵に痛みが発生します。
成長過程の子供では踵の骨が軟骨成分が多い状態で不安定です。
子供のうちは踵の骨の中に骨端核という軟骨が存在し、軟骨は筋肉に引っ張られることに弱いため、踵に炎症が起こりやすくなっています。
シーバー病は8歳~13歳くらいまでの男の子に発症しやすいスポーツ障害です。(女の子の約6倍多いと言われています)
「国立研究開発法人JST」の調査によると、シーバー病の発症率は小学生で5.4%、中学生で0.9%、高校生では0%と報告されています。
シーバー病は成長痛と言われることが多いですが、当院ではシーバー病は成長痛とは考えません。
その理由は、シーバー病の発症は小学生の男の子に多いですが、小学生のうちに背が伸びやすいのは女の子です。
男の子の背が伸びやすいのは中学生です。
そして、成長痛ということは背が伸びることによって痛みが出てくることになりますので、全ての子供に当てはまる必要がありますが、そうではありません。
同じチームで、同じグラウンドで、同じ練習を同じ頻度で行っているにもかかわらず、特定の子供にしか痛みが出ないということは、成長痛ではないだけでなく、練習のやりすぎということもありません。
小学生なので背が伸びている時期ではあるので、背が伸びることも一つの要因であるかもしれませんが、こういった考えから、シーバー病は成長痛ではないと考えます。
シーバー病になる3つの原因
- 足首が固い
- 股関節が使えていない
- つま先に体重を乗せる癖がある
先程も記載しましたが、アキレス腱や足底筋膜の引っ張りが何度も何度も繰り返されたことにより、踵骨に炎症を引き起こして痛みが発生します。
シーバー病の人は、ふくらはぎの筋肉(腓腹筋、ヒラメ筋)やアキレス腱、足の裏(足底筋膜)が硬くなっていることが多いです。
筋肉が硬くなっていることが原因ではなく結果であり、筋肉を硬くしてしまうことが原因です。
足首が固い
歩くときに足は地面についていますが、足首が固くなっていると、足の裏への重心移動がうまくできません。
歩行は身体の前でついて、身体の下にきて、身体の後ろにいって地面を蹴るという動作になります。
足が身体の後ろにいく時に足首の柔らかさが大切で、本来は踵からつま先に少しずつ重心移動が起こるものです。
シーバー病の方は足首が固いので、足が身体の後ろにいくときにすぐにつま先に重心が乗ってしまい、踵が浮いてしまいます。
重心がつま先にあるということは、ふくらはぎの筋肉やアキレス腱をよく使うことになりますので、何度も繰り返し使うことで踵に炎症を引き起こします。
股関節が使えていない
なぜ、つま先に重心が乗り、ふくらはぎの筋肉やアキレス腱を使うかというと、股関節で体重を受けることができないからです。
本来、人間の身体は股関節や骨盤で身体を支える構造になっています。
しかし、股関節や体幹の筋肉が不十分なため、股関節を使うのが苦手なので、つま先を使っているのです。
人は使いやすい場所で動く習性がありますので、シーバー病の方はつま先に乗るのが得意という面はお持ちですが、同じ場所に繰り返し負担がかかると炎症を起こしてしまうものです。
靴下の破れるところが「よく使っているから」というのと同じ原理です。
つま先に体重を乗せる癖がある
立つ時や動く時につま先に体重が乗りすぎてしまうことが、シーバー病になる原因です。
立ち方や歩き方の癖が、ふくらはぎの筋肉(腓腹筋、ヒラメ筋)やアキレス腱、足の裏(足底筋膜)を硬くするので、動き方を変えていかなければ、いつまでも痛い思いをしなければならないかもしれません。
当院のシーバー病に対する施術方法
- 足首の動きを整え、股関節を使えるようにする
- つま先の負担がかかりにくくする運動をお伝えする
今までシーバー病の子供たちを施術してきた中で、全ての子が歩き方に異常がありました。
踵の痛みが出てからは、痛いから踵をつけないという一面もありますが、本来は使わないといけない場所を使わないようにして、余計に負担をかけていることが多いです。
無理に踵をつけることはしないで、少しずつ痛みを軽減していきながら、踵も使える身体に変えていきます。
自宅でもできるように運動をお伝えしていますので、毎日通わなければならないこともありません。
家では1日1回は必ず実践していただき、1日でも早くスポーツに復帰できるようにします。
痛みの早期改善だけでなく、再発予防、パフォーマンスアップまでサポートさせていただきますので、シーバー病でお悩みの方は是非ご相談下さい。
シーバー病でお悩みの方へ
初めまして、院長の中野充容です。
当院にご来院下さるシーバー病でお悩みのお客様は病院、整骨院、カイロ、マッサージに通っているのに、症状が改善しなくて「諦めていました」という方が多いです。
通院しているにも関わらず、症状が改善しなかったのかは「本当の根本原因に対して施術ができていない」からです。
当院では、「本当の根本原因」を見つけることを最優先に考えています。そのため、通院していただいている90%以上の方が1~2か月で悩んでいる症状が改善しています。これは根本原因である「身体の癖」に対して必要な整体・運動を行っているからです。
「私と一緒に痛みなく動ける身体を取り戻しましょう」
皆さんが悩まれているシーバー病は生活習慣によって症状が出ていることがほとんどです。「飲食物」「嗜好品」「ストレス」等だけでなく、「姿勢」「歩き方」「スマホ」など、生活におけること全てを含みます。
生活の中のどこに身体が不調になる原因があるかを分析し、根本原因に対して、整体・運動を行います。根本原因がなくなれば、症状がなくなるだけでなく、再発しにくい身体を手に入れることができます。
痛みを気にせず全力で動けるようになってほしい。自分の満足できるパフォーマンスを発揮できるようになってほしい。その一心で患者様に接しています。
「本当に改善するか心配だけど・・・後悔したくない。」不安をお持ちの方はスポーツ整体院Qualita Naturaleに一度ご相談下さい。
私と一緒に頑張ってみませんか?あなたのお役に立てるご縁を頂けることを切に願っています。