シンスプリント(すねの痛み)
走るとスネの内側の痛みが強くなる
ジャンプするとスネの内側が痛くなる
スネの内側を押さえると痛みが出る
しばらく安静にしていても、スネの内側の痛みが改善しない
安静にして痛みはなくなったけど、練習を再開したら痛みが再発した
偏平足になっている
シンスプリントになる方はこのような特徴があります。
シンスプリントは関節の可動性、柔軟性を上げること、身体の使い方(使う筋肉)を変えることで改善できます。
できるだけ練習は休まず、できるだけ早く復帰できるようにと考えています。
シンスプリントが再発して、もうよくならないと思って諦めていませんか?
このHPを見ている方の多くは、すでに整形外科や整骨院に行かれたのではないでしょうか?
そして、おそらく「痛みがおさまるまでスポーツはせずに安静にして下さい」「このまま続けると疲労骨折になる可能性がありますよ」「筋肉が硬くなっていますので、ストレッチをしましょう」などと言われているかと思います。
まず、安静にしていては一旦痛みはなくなったとしても、ほぼ100%の確率で再発します。
それは、安静にして一時的にスネの内側の筋肉を使わなくしていただけで、身体の使い方が変わったわけではないからです。
要するに、シンスプリントになる前と同じ動き方ということです。
同じ状態に戻ったということは、依然と同じように身体に負担をかけてしまいますので、再発してしまうのです。
身体の使い方(使う筋肉)を変えることで、スネの内側への負担を減らしていきます。
シンスプリントの方はこのようにして改善しました
数週間前に両側ともシンスプリントになり、2㎞ほど走ると痛みで走り続けることができませんでした。1ヵ月後の駅伝をしっかり走れることと、痛みを気にせずに走れる身体にしたいということで来院されました。
足首と股関節の動きが悪く、片脚スクワットではつま先に体重がかかり、膝が内側に入るシンスプリントになる典型的な動き方でした。膵臓と胃の疲労により、骨盤の動きが悪くなっていることが原因でした。内臓の調整を行うとともに、腸腰筋や骨盤底筋の調整、体幹の運動を行うことで、骨盤周辺と足首の動きを改善していきました。すねの痛みは約3週間でなくなり、駅伝にも間に合い、再発しないように身体作りをしています。
シンスプリントとは?
スネの骨(脛骨)の内側がスネの筋肉(後脛骨筋など)に繰り返し引っ張られ続けた結果、脛骨の骨膜に炎症を引き起こしています。
シンスプリントのメカニズムは、スネの内側の筋肉の使いすぎ(オーバーユース)による脛骨への伸張ストレスによる骨膜の炎症です。
中学や高校、大学に入学して、トレーニングの頻度、強度(レベル)が上がった時や、ランニングなどのスポーツを始めた時に起こりやすいです。
入学の時期やスポーツを始めた時期に起こりやすいのは、環境の変化で負荷量が増えた結果として、痛みと感じるラインを越えてしまったということです。
急に痛みがでたからおかしいのではなく、元々そういう身体の使い方をしていたので、負担が増えたことが引き金となり、痛みを引き起こしてしまいました。
シンスプリントになる3つの原因
- つま先を外に向けて動いてしまう
- 股関節を使えていない
- つま先に体重がかかってしまう
なぜスネの筋肉の使いすぎ(オーバーユース)を引き起こしてしまうのかですが、ジャンプの仕方、走り方(歩き方)、着地の踏ん張り方など全ての動作でスネに負担をかけています。
つま先を外に向けて動いてしまう
しゃがむ時や踏ん張る時に膝を内側に入れてしまうようなクセ、つま先が膝よりも外に向いて走る(歩く)ようなクセ、足を地面に着いている時に内側(土踏まず~母趾球)に体重がかかっているクセなどがある人がシンスプリントになりやすいです。
つま先が外に向いているのはスネの筋肉を使いやすい状態です。
スネの筋肉を使う癖を知らないまま動き続けると、どんどん痛くなっていきます。
股関節を使えていない
人間の身体は本来、股関節や骨盤で支える構造になっています。
シンスプリントの方は身体を股関節で支えるのではなく、足で支えています。
お尻の筋肉(殿筋)や体幹の筋肉が弱いため、股関節では支えることができないのです。
つま先に体重がかかってしまう
先述の2つの原因により、シンスプリントではつま先に体重がかかります。
つま先に体重がかかった時のスネの筋肉の使い方を遠心性収縮と言って、筋肉にとって負担の大きい使い方をしています。
負担が大きい使い方のまま走るので、身体全体をスネの筋肉だけで支えようと思うと、負担が大きすぎるために痛みを引き起こします。
当院のシンスプリントに対する施術方法
- 足首の動きを整え、股関節を使えるようにする
- つま先への負担を減らすための運動をお伝えする
シンスプリントの症状はスネに出現しますが、スネだけのアプローチだけでは改善しません。
骨を引っ張っている筋肉は膝にも足首にもついています。
これだけでも足首や膝へのアプローチが必要な可能性は高いですよね。
身体は全身が連動しているので、痛い部分だけのアプローチだけではいけません。
私の経験上、シンスプリントの方はスネだけへの治療をしても、改善しなかったことが多いです。
それは身体の使い方であったり、姿勢からスネを使い過ぎてしまう人が多かったからです。
身体の使い方や姿勢にアプローチとなると、全身状態を評価することが必要になりますので、スネだけのアプローチだけでは改善が難しくなります。
シンスプリントに対して下記のストレッチはやめましょう
病院や整骨院などに行かれた方は、ほとんどの方が下記のようなストレッチを指導されているかと思います。
このストレッチは私はオススメしません。
ストレッチは筋肉を伸ばすことを目的に行いますので、ストレッチをすることで更に骨膜を引っ張るになります。
この文章を読んでお気付きかと思いますが、引っ張り続けて炎症を引き起こしているのに、更に引っ張ってしまうと、炎症を更に強くしてしまいます。
シンスプリントでお悩みの方へ
初めまして、院長の中野充容です。
当院にご来院下さるシンスプリントでお悩みのお客様は病院、整骨院、カイロ、マッサージに通っているのに、症状が改善しなくて「諦めていました」という方が多いです。
通院しているにも関わらず、シンスプリントが改善しなかったのは「本当の根本原因に対して施術ができていない」からです。
当院では、「本当の根本原因」を見つけることを最優先に考えています。そのため、通院していただいている90%以上の方が1~2か月で悩んでいる症状が改善しています。これは根本原因である「身体の癖」に対して必要な整体・運動を行っているからです。
「私と一緒に痛みなく動ける身体を取り戻しましょう」
皆さんが悩まれているシンスプリントは生活習慣によって症状が出ていることがほとんどです。「飲食物」「嗜好品」「ストレス」等だけでなく、「姿勢」「歩き方」「スマホ」など、生活におけること全てを含みます。
生活の中のどこに身体が不調になる原因があるかを分析し、根本原因に対して、整体・運動を行います。根本原因がなくなれば、症状がなくなるだけでなく、再発しにくい身体を手に入れることができます。
痛みを気にせず全力で動けるようになってほしい。自分の満足できるパフォーマンスを発揮できるようになってほしい。その一心で患者様に接しています。
「本当に改善するか心配だけど・・・後悔したくない。」不安をお持ちの方はスポーツ整体院Qualita Naturaleに一度ご相談下さい。
私と一緒に頑張ってみませんか?あなたのお役に立てるご縁を頂けることを切に願っています。