浅田真央さんがフィギュアスケートを引退して、約1年。

フィギュアスケート界のスターが引退。

 

いつも見ていた選手が次からは見れなくなると、見ている私たちも寂しくなりますね。

 

女子フィギュアスケートは来年の平昌オリンピックの枠も「2」になってしまいましたし、少し元気がありませんが、今頑張っている選手、応援している観客、TVで観ている人たちが盛り上げていきたいですね。

 

浅田真央さんの代名詞と言えば、「トリプルアクセル」ですが、バンクーバーのショート・フリー、ソチのフリーの演技などでは完成度の高いジャンプを披露していましたが、ソチのショートやソチオリンピック以降では「トリプルアクセル」が飛べない低迷期もありましたね。

 

浅田選手はたしか中学生(14歳くらい?)からソチオリンピックくらいまではずっとトップを争う存在だったと思います。

 

しかし、1年程の休養をしてからなかなか思うようなスケーティングができませんでした。

 

その中でも、大一番のソチオリンピックのショートプログラムショートプログラムでは「トリプルアクセル」を失敗してしまい、順位を伸ばすことができませんでした。

 

この「跳べる・跳べない」にはどのような違いがあるのかを、身体の使い方の観点から紐解いていきたいと思います。

 

先日のブログでも大腰筋という筋肉が出てきましたが、大腰筋も関係しています。

 

実際に画像を比較しながら見ていきましょう。

左の図はソチのショート(失敗)です。右の図がソチのフリー(成功)です。

フィギュアスケート

左の画像では

・骨盤を十分に起こす(立てる・前傾)させることができていない

・膝が足のつま先よりも出てしまい、脛の角度が滑走面と垂直になっていない

右の画像では

・骨盤を起こす(立てる・前傾)させることができている

・膝が踵の真上に載っており、脛の角度が滑走面と垂直に保たれている

 

2つの画像を比較・分析するとこれくらいの差がありますが、失敗した時の画像では十分に大腰筋を効かせることができていないことと、膝に体重がかかってしまっているので、モモ前の筋肉(大腿四頭筋)に力が入ってしまい、身体を硬めてしまいやすい状態になっています。

 

ジャンプの時は特に全身を使って力いっぱいに跳びますから、ちょっとしたブレがバランスに影響を及ぼし、失敗に繋がってしまいます。

 

成功した時の画像では、骨盤を起こす(立てる・前傾)させることができているので、大腰筋をしっかりと効かせることができています。

 

そして、膝が踵の真上に載っており、脛の角度が滑走面と垂直に保たれているということは、膝に負担がかからず、股関節を使えることで大きな力を使わずにバランスがとれ、身体を硬める要素がほとんどなくなり、ジャンプが成功しやすい状態を作れていると考えます。

 

今回のこの2つの画像(演技)はどちらもソチオリンピックです。

 

ショートプログラムが終わって、次はフリーという日程の中で、これだけの修正をできるというのは「基礎の身体の状態・技術」ができているからに他ならないと思います。

 

今回は「トリプルアクセル」の跳べる時・跳べない時について書きましたが、動画を見ているとジャンプの時だけでなく、演技中のスケーティングをしている時にもこういった傾向がありました。

 

なので、スケーティングをしている間から膝(大腿四頭筋)を使ってしまい、背骨を硬めてしまっていたことが考えられます。

 

浅田選手は左膝に故障を抱えて痛みたいなので、おそらくこういう滑りになっていたのが関係しているのではないかと思います。(ジャンプの軸足やジャンプの着地動作時)

 

浅田選手ほどのトップスケーターでも、「調子が良いとき・悪いとき」というのはあります。

 

「調子が良い・悪い」には必ず何か原因があります。

 

そして、何かを身につけようとして練習していてなかなか調子が出ない時もありますが、それがスキル(技術)が足りないからなのか、フィジカル(身体)の状態がそれをするのに足りていない、またその動きができていないからなのかを考える必要もでてきます。

 

でも、常に身体の状態が整っていることに越したことはないと思います。

 

 

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